きっかけは修学旅行
高校2年生のとき、修学旅行で初めて海外に行きました。
行き先は中国・北京。
初めてのパスポート、初めての外国、初めての外国人とのコミュニケーション…
初めて尽くしの修学旅行は、私に強烈な印象を与えました。
英語で現地の高校生と交流する時間があって、そのときに、「私の英語通じてる!英語でコミュニケーションするの楽しい!」と思い、日本に帰ってからも、英会話教室に通ったり、英語でメールのやり取りができるサイトに登録して、文通したりしていました。
外国人と話すの楽しい
メールや文通を通して、たくさんの外国人と友達になりました。
いろいろな国の文化を知って、世界にはまだまだ知らないことがたくさんあるんだ、もっともっと外国のことを知りたい!と思うようになりました。
また、やり取りをしていた相手も、日本の文化や日本語に興味がある人が多かったんです。
その人たちに日本語を教えたり、日本の文化を紹介したりすることがとても楽しいと、よく両親に話していました。
母の一言で決意
そんなある日、母の一言で私の将来は決まりました。
「日本語教師っていう仕事があるらしいよ。
あんた、国語も英語も好きだから、向いてるんじゃない?」
その瞬間、パソコンで日本語教師について調べました。
調べれば調べるほど、なんて楽しそうな仕事なんだろう、私は絶対この仕事をする!と決めました。
当時、医療系の仕事に就きたいと、高校では理数系のクラスにいた私。
すぐに担任の先生に「私は文系の大学に行きたい」「日本語教師になりたい」と伝えました。
日本語教師の仕事が好き
それから、無事日本語教師養成コースがある大学に入り、卒業し、今に至ります。
高校生だったあのときから、日本語教師がやりたい、この仕事が好き、という気持ちは変わっていません。
日本語教師の仕事は、日本語を教えるだけじゃないんです。
教えている相手から教えられることが常にあって、日々の授業は自分にとっても学びです。
日本語だけじゃなくて、日本の文化、それぞれの国のこと、人との関係、価値観の違い、常識の違いなどなど、気づかされることはたくさんあります。
その違いを知ることが私にとってはとてもおもしろいです。
もちろん、日本語を教えることもおもしろいですよ。
どうやって教えようか、こうしたらおもしろいかな?こうしたらわかりやすいかな?といつもわくわくしながら考えています。
もう何百人教えてきたかわからないけど、どの授業も、どの出会いも、私にとっては大切な思い出です。
日本語教師はわくわくできる仕事です。
そして、常に自分も成長できる仕事です。
だから、おもしろい。やめられない。
きっと一生この仕事を続けるんだろうなと思っています。
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